TOEFLテスト

TOEFLとは、Test of English as a Foreign Languageの略称であり、1964年に英語を母国語としない人々の英語コミュニケーション能力を測るテストとして、米国非営利教育団体であるEducation Testing Servive(ETS)により開発されました。

TOEFLは大学のキャンパスや教室といった実生活でのコミュニケーションに必要な、「読む」「聞く」「話す」「書く」の4つの技能を総合的に測定しています。

なおTOEFLテストには、TOEFL PBT(Paper-based Test ペーパー版TOEFLテスト)とTOEFL iBT(Internet-based Test インターネット版TOEFLテスト)があります。現在、日本ではTOEFL iBTのみ実施されています。

1.試験のレベル(あくまでも目安)

・MBAレベル(100点以上)
・大学院レベル(80〜100点)
・難関大学レベル(60〜80点以上)

2.試験内容

テストセンターで1人1台コンピューターが割り当てられ、全セクションコンピューター上で受験します。全セクションでメモをとること(Note-taking)が可能。Speakingセクションでは、マイクに向かって話し、音声が録音されます。同時に複数の技能を測定する問題(Integrated Task)があります(SpeakingセクションとWritingセクションのみ)。

Readingセクション:3〜4パッセージ(1パッセージ 約700語)各12〜14問、60〜80分間。
・選択問題 、文を挿入する問題 、グループ分けする問題など

Listeningセクション(マイク付きヘッドセット使用):2〜3会話(1会話 約3分)各5問、4〜6講義(1講義 約3〜5分)各6問、60〜90分。・選択問題、表を完成させる問題など

休憩10分

Speakingセクション(マイク付きヘッドセット使用):Independent Tasks 2問(準備:15秒 回答:45秒)・好みと理由を問う問題、支持する意見と理由を問う問題、Integrated Tasks 4問 Read+Listen→Speak 2問(準備:30秒 回答:60秒)・要約する問題(大学生活を想定)、問いに答える問題(講義を想定)Listen→Speak 2問(準備:20秒 回答:60秒)・要約する問題(大学生活を想定)、問いに答える問題(講義を想定)、約20分

Writingセクション タイピングのみ(手書き不可):Integrated Task 1問 Read+Listen→Write(150-225語程度)・要約する問題、20分、Independent Task 1問(300語程度)・意見に基づき作文する問題、30分

合計4〜4.5時間

3つのPartで構成されていて、印刷されている問題を読んで設問に答える形式のテストになります。

・出題形式は毎回同じで、解答はすべて解答用紙にマークシート方式で記入します。

3.申し込み方法

TOEFL iBTの受験には、米国ETSの定める有効な身分証明書(ID)が必要です。またTOEFL iBTの申し込みには、My Home Page(TOEFLテスト公式ホームページ上で作成する個人のアカウントページ)の作成(無料)が必須です。申し込み方法によって利用できる支払方法も違います。

オンライン申込の場合:クレジットカードもしくはPaypal
郵送申込の場合:クレジットカードもしくは国際郵便為替もしくは送金小切手
電話申込の場合:クレジットカード

IDは当日に提示できなければ、受験は許可されず返金も一切ありません。

4.受験地

全国で開催されていますが、随時追加・変更があります。

5.点数配分・平均点

Readingセクションスコア0〜30点、
Listeningセクションスコア0〜30点、
Speakingセクションスコア0〜30点、
Writingセクションスコア0〜30点、
トータルスコア0〜120点

平均点は毎回違いますが、おおよそ600点前後が多いです。
またTOEICテストには合否はありませんので、特に合格ラインはありません。

6.受講料

締切日によって受験料が異なります。

Regular registration 受験日の7日前まで:225USドル

Late registration 受験日の3日前まで(オンライン)もしくは受験日の前営業日17時まで(電話):260Uドル(225ドル+手数料35ドル)

Rescheduling 申込済みのテスト日やテスト会場の変更:60USドル

7.備考

「読む」「聞く」「話す」「書く」の4セクションで構成されています。