一目瞭然!アメリカ英語の母音

実は、英語の母音はとてもシンプルに整頓されているんです。辞書などの発音記号が一見複雑そうに見えるかもしれませんが、それに惑わされてはいけません。

英語の母音は、AEIOUの5文字を使いますが、漢字と同じように、それぞれ「訓読み」と「音読み」の2通りの読み方があります。つまり5文字で計10通りの読み方があるのです。さらに子音でたとえるならSHやCHと同じで、2文字で1つの音をあらわす母音が5個あるのです。

すなわち、5 + 5 + 5 = 15 通りの読み方があります。日本語では母音は「あいうえお」しか使いません。そして同じく英語を発音する時も、これらしか使いません。ただしそれぞれの読み方があるのです。

訓読み

“A” (Ā)エイ 例 : say、date、bake、eh?

“E” (Ē)イー 例 : me、mean、sea、weed

“I” (Ī)アイ 例 : hi、high、five、mighty

“O” (Ō)オウ 例 : no、smoke、stone、nope

“U” (Ū)ユー または ウー 例 : use、cute、accuse

音読み

“A” (Ă)エァ(エとアの中間くらい) 例 : apple、drank、hang、damn

“E” (Ĕ)エー 例 : pen、fetch、hen、egg

“I” (Ĭ)イエ(イとエの中間くらい) 例 : it、is、chick、frisk、skinny

“O” (Ŏ)アー(ややオに近いクリアーなア) 例 : not、on、lot、hot、cop

“U” (Ŭ)ア(やる気なさそうに) 例 : sun、up、yum、suck、yup

2文字の母音

“AU” アー(音読みOと同じ) 例 : August、fault、flaw、awful

“OU” エァウ(最初の部分は音読みAと同じ) 例 : wow、ouch、house、cow

“OI” オイ 例 : boy、voice、annoy、spoilt、joint

“音読みOO” 口を丸めないウ 例 : good、look、wood、hook、oomph

“訓読みOO” 口を丸めるウ 訓読みUからYの要素を抜いたもの 例 : food、rooster、loose、shoot

以上の中で、日本人が難しいと思うのは、「音読みA」「音読みI」「音読みO」「音読みOO」ですね。逆にそれ以外は「発音」ではなく「読み方」の問題なので、この4つを集中して勉強すればよいでしょう。

 

この中で日本人が難しいのは、

「音読みA」「音読みI」「音読みO」「音読みOO」の4つくらいなもんです。
それ以外は「発音」ではなく、「読み方」です。また次のR母音というものもあります。

R母音

“AR” アール ややオに近いクリアー(音読みO + R) 例 : car、bar、bargain、darn

“OR” オール(訓読みO + R) 例 : or、corn、corny、horn

“ER,IR,UR” 例 : serve、dirt、murder